「民間企業ならどこも馬車馬のように働かされる」と思っている人は多い。だが実際には、その労働時間の絶対的な長さも、その密度も、会社によってまったく異なる。NTTグループのように労組が強い大企業では、短時間労働で趣味にも時間を使えるし、残業時間の制限が厳しい会社では、「時間内におわらせねば」というプレッシャーがあったり、やりたい仕事でも切りあげて帰らねばならない不本意感を感じることもある。一方、「みなし」を導入し時間で管理していない会社では、気楽さはあっても、延々とメリハリなく長時間働く傾向が強く、成果主義の人事処遇でない場合には、納得性が低い。
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私は、社会人になって10年間、長時間働く仕事としては、トップを争う職種ばかりを経験した。新聞記者、外資系コンサルタント、起業家である。タイムカードをガチャッとやったことはなく、時間単位で残業代をもらったことも1度もない。飛行機の炎上事故が起きたときは、1ヵ月で2〜3日しか休みがなかった。これは新聞記者の場合、ごく普通のことで、それがカルチャーとして定着し、「休む」とか「帰る」とかいいだすことはできないカルチャー。逆に先輩から「近くでみれて役得だな!」といわれる始末だ。