「長崎チャンポン」の変形という説をとると、名前と具をのっけるという形態だけが一緒で不明点が多い。なぜ麺ではなくご飯なのか。長崎チャンポンにはない卵がなぜ入ったのか、そもそも長崎チャンポンの存在を当時のウチナーンチュはどうやって知ったのか?ン〜、疑問が残る。では、「チャンプルー」の変形という説はどうだ?確かにチャンポンが食堂や喫茶店でのみ登場するメニューであることを考えると、残った食材をごちゃまぜにぶち込めばできあがるこの料理は、ものを無駄にしない、安上がりな料理といえるかもしれないけどねえ。でもこれなら、どうして「チャンプルー丼」とか「チャンプルーご飯」じゃなくて、「チャンポン」と命名されたんだ……。「長崎チャンポン」の「チャンポン」も「チャンプルー」も言葉の意味としちゃ「ごちゃまぜ」ってことでしょう……。うーん、目の前のチャンポンをスプーンで口に運びながら、思考までもがチャンポンになってしまった。
KTVはたいてい大通りに面しているので探しやすい。また大通りの店ほど安心だ。KTVに入るとまず受付に出迎えの女性と従業員が出迎えてくれる。受付で人数を言い、混んでいるとラウンジで待つ。空くと人数に応じた部屋に案内され、部屋に入ったら飲み物、食べ物をオーダーする。もちろん何も頼まなくても済むが、店によっては方金十力゛違うところもあるので注意したい。曲目メニューを見て、コード番号をコンピューターに打ち込むと集中コントロール室に送られ、やがて画面に歌の映像が出る。終わると受付で会計するが、カードも使える。日本のカラオケBOXと違うのは曲目が1文字、2文字という文字数別に分類されていることだ。マイクを握って歌う時、画面に流れるのは現地スタッフが撮った映像と日本からのテープをそのまま使う場合がある。日本のオートチェンジャーより曲のかかりが遅い場合があるが、これは集中コントロール室で係員が、膨大な数のビデオから各部屋にひとつひとつ曲を流すためだ。外見的に素晴らしい設備のKTVも、内部ではこうした人海戦術が行われているのである。すぐ曲がかからなくとも、イライラせずに係員が探してくれるまで待とう。KTVの中には、いわゆるコンパニオンのように台湾の女の子を部屋に呼べる店もある。その場合、各ルームまでついて来るのが、単なる案内嬢かプロの女性か判断がつきにくい。だがもしコンパニオンだったら、従業員が女の子を勧めるのですぐ分かる。とはいえ、法律的には好ましいことではないので、手を出さないほうがいい。古き良き台湾もいいが、急速に発展するこの国の現代文化も楽しんでおこう。
最近人気のチャイナ雑貨。マオカラーのブラウスやチャイナドレスに手を加えた服、ちょっとレトロな茶器や食器。ヴィヴィアンータムやアランーチャンみたいなのがいいけれど、これは、中華圏に行けばどこでもあるというものではない。香港ならば、ブランドショップに行けば困らない。でも、台湾、そして中国本土では、驚くほどの収穫のなさ。ただ情けないだけのファンシー文具や、プラスチックのぺこぺこ食器が目につく。外国人用のお土産物屋では、重厚かつダサダサハデハデの中国土産が並んでるだけ。せめて、『大中』みたいなダサカワグッズを手に入れたいのに、それすらなかなか見つからない……。日本ブームの中、キティちゃんは街にあふれているんだけど。そして確かに、チャイナ服のオーダーメイドはできる。これを欧米人が着ると、浴衣を着て喜ぶ外国人のようなちょっと微笑ましい雰囲気。しかし。われわれ日本人が身にまとうと、あっという間に中華料理屋の店員さんのできあがりなのだ。パーティに着ていったら、お客から追加オーダーをいただいてしまった、なんていう悲しい話もあった。では、あなたがチャイナっぽい雑貨や服を買おうとしたらどこに行けばいいのか?あるところにはある。